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妊娠糖尿病の治療法とは? 薬や治療費は?

投稿日:2017年3月17日 更新日:

妊娠糖尿病には治療のガイドラインが定められており、それに沿った治療をすることが大事です。

この記事では妊娠糖尿病の治療方法や気になる費用をまとめます。

妊娠糖尿病のガイドラインとは

どのような場合に妊娠糖尿病だと診断されるのでしょうか。また、治療はどう進められるのでしょうか。

診断基準

75g経口ブドウ糖負荷試験において次の基準の1点以上を満たした場合に診断する。
(1)空腹時血糖値≧92mg/dL
(2)1時間値≧180mg/dL
(3)2時間値≧153mg/dL

治療法

医師の指導の下で血糖値をコントロールするための食事療法・運動療法から行って、改善しない場合は薬物療法を併用します。

食事療法では糖分を減らし、栄養バランスのよい食事を心がけることからスタートします。炭水化物を必要以上に摂取しないようにして、決められた1日の摂取カロリーを守ります。

極端な制限はせず、妊娠の継続・赤ちゃんの成長に必要な栄養量はきちんと摂取することが大切です。必要な栄養を摂りつつ、1日あたり1600~1800kcal程度の摂取カロリーになるようにします。

運動療法は身体に負担のない範囲で行います。

食後に30分程度のウォーキングをする、マタニティヨガなどのエクササイズを取り入れる、といったものが多いようです。運動することでインスリンの働きを活発にして、高血糖を抑えることが目的です。

食事・運動療法で血糖値のコントロールが上手くいかない場合は薬物療法を併用し、インスリンを投与して血糖値をコントロールします。

一般的には通院で治療しますが、確定診断に必要な検査である75g経口ブドウ糖負荷試験の数値が基準を大きく超える場合は管理入院となる可能性もあります。入院になった場合、多くは数日~1週間程度になるようです。

治療目標

具体的な血糖値で示される治療目標は、

(1)早朝空腹時≦95mg/dL
(2)1時間値≦140mg/dL
(3)2時間値≦120mg/dL

とされています(アメリカ糖尿病学会の推奨値)。

妊娠糖尿病を治療しないとどうなるの?

妊娠糖尿病をそのまま放置しておくと、母子共にリスクにさらされることになります。お母さんは妊娠性高血圧、羊水過多、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎障害などの合併症、赤ちゃんは黄疸、巨大児、心肥大、流産、形態異常を招く場合があるのです。

また、産後は糖尿病の症状が改善されて血糖値も段々正常に戻ってきますが、血糖値をきちんとコントロールしないと2型糖尿病に移行しやすくなってしまいます。

自身の健康だけでなくお腹の赤ちゃんの健康、将来的な糖尿病のリスクが上がりますので、妊娠糖尿病と診断された場合はきちんと治療をして血糖値をコントロールしましょう。

妊娠糖尿病の治療薬にはどんなものがあるの?

妊娠中は、お腹の赤ちゃんに薬の影響が出るのを防ぐために原則として経口の血糖下降薬を使うことが出来ません。

自身でインスリン注射による血糖値のコントロールを行うことになります。

ただ、インスリンを注射したからそれで大丈夫って考えるのではなく、産後に糖尿病を発症しないためにも、生活習慣の改善は必須です。

もし、今後新薬が発売して経口の薬を飲めるようになり薬物療法が比較的簡単になったとしても、まずは食事・運動によって生活習慣の見直しを心がける必要がありますね。

治療費の目安は?

妊娠糖尿病になった場合、治療費はどれくらいかかるのでしょうか?

通常の妊婦健診は自由診療ですが、妊娠糖尿病の治療費は健康保険が適用されます。病院によって異なりますが、検査にかかる料金は3,000円程度のことが多いようです。

管理入院になった場合、1週間程度かかるとして概算すると、高額療養費として限度額適用認定証を利用した場合の金額で10万円ほどかかると予想されます。

その他、糖尿病用の食事代や部屋代などが発生する場合があります。

受ける治療や検査、薬、受診している病院によって異なると考えて下さいね。

まとめ

妊娠糖尿病の治療法についてご紹介しました。

基本的には2型糖尿病と同じような治療法で血糖値のコントロールを目指します。

妊娠糖尿病は、妊婦さんの10人に1人が発症すると言われており、珍しい病気ではありません。

もし妊娠糖尿病と診断された場合、お腹の赤ちゃんのため、将来の自分のためにもしっかりと治療しましょう。

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