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妊娠中の血糖管理…グルコース、ヘモグロビン a1cと1,5-A、GAはそれぞれどう違うの?

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妊娠中の血糖管理は、妊娠糖尿病による合併症を防ぐ意味でも重要です。

しかし、妊娠糖尿病に関わる検査には専門的な用語も多いため「何を検査しているのかわからない」と思うこともあるのではないでしょうか。

普段聞き慣れない項目も検査することがあり、予備知識なしでは医師の説明を理解するのは難しい場合もあります。この記事では血糖検査の代表的な項目について特徴をご紹介します。

血糖の検査方法としては、一般的な「血糖値」の他にヘモグロビンA1c、GA(グリコアルブミン)、1,5-AG(アンヒドログルシトール)というものがあります。それぞれの検査の意義を知って、検査にあたっての不安を取り除きましょう。

妊娠中の血糖管理の重要性

妊娠することにより身体には様々な変化が生じますが、妊娠糖尿病もその1つと言えます。妊娠によって血中のブドウ糖を分解するために必要なホルモン・インスリンが作用しにくくなり、高血糖状態が続いて妊娠糖尿病を発症することがあります。妊娠糖尿病は妊婦さんの10人に1人が発症すると言われており、決して珍しい病気ではありません。

 

妊娠糖尿病を発症すると、母体だけでなくお腹の赤ちゃんにも影響が出る可能性があります。重症になると母体は昏睡状態など命の危険を起こすことさえあり、赤ちゃんは流産・早産や先天性の奇形を起こす可能性があります。

 

妊婦健診でも初期と中期に血糖値を検査して、妊娠糖尿病の可能性がある場合はさらに詳しい検査をして確定診断し、速やかに治療が行われます。産後は症状が改善され、血糖値も徐々に正常に戻ってくるケースがほとんどですが、妊娠中にきちんと血糖管理しないと将来的に2型糖尿病に移行しやすくなってしまうことが分かっています。

妊婦さん自身の健康、お腹の赤ちゃんの健康、将来的な糖尿病のリスクを考慮すると、妊娠中の血糖管理は非常に重要だと言えるのです。

妊娠糖尿病の診断に用いられる検査項目とは?

妊婦健診で行われる血液検査では、様々な項目を調べることが出来ます。妊娠糖尿病の診断に使われる血糖検査として、グルコース・ヘモグロビンA1c、1,5-AG、GAといった項目があります。それぞれ何を調べるものなのか、検査の目的や基準値などをご紹介します。

グルコース

一般的な「血糖値」と呼ばれる値です。

妊娠中の基準値は となっています。測定のタイミングにより値は大きく異なり、随時血糖、空腹時血糖、食後2時間血糖、など細かく分かれて基準値が決められています。この値だけで妊娠糖尿病の診断はなされません。

食事の影響を受け、食後に測定した場合は高くなってしまいます。

ヘモグロビンA1c(HbA1c)

ヘモグロビンA1cとは、赤血球の中でヘモグロビンと糖が結合して作られるものです。ヘモグロビンの血液中での寿命は約120日で、その間に徐々に糖と結合することがわかっています。

血糖値が高いと糖と結合する量が増えるので、採血した時点から過去1~2カ月間の平均的な血糖状態を反映する検査です。妊娠中の基準値は5.4%未満とされています。

月1回、2カ月に1回の検査になってもその間の血糖状態がわかるので、「採血の前だけ食事に気をつけた」「検査に備えて甘いものを控えた」など対策をとっても左右されません。

しかし、もしも血糖管理が不十分だった場合でも検査結果として表れるのにも1~2カ月かかることになります。妊娠糖尿病の場合は妊娠が進むにつれてインスリン抵抗性が増して高血糖状態になりやすくなるので、別の項目と合わせて血糖管理の指標とする必要があります。

また、妊娠週数が進むにつれてお腹の赤ちゃんに供給する必要がある鉄分が増えるため貧血を起こすことがあります。貧血を起こすと赤血球の寿命が延び、糖と結合するヘモグロビンの量が増えてしまうことでHbA1cが偽高値(正しい値よりも測定結果が高くなってしまう)になることがあります。妊娠中、特に妊娠後期にこの傾向は強くなりますので、結果の解釈もその点を考慮しなければなりません。

1,5-AG(アンヒドログルシトール)

1,5-AGは、血液中にグルコースの次に多く含まれる糖です。妊娠中の基準値は特に定められていませんが、正常で14㎍/ml以上とされています。

体内では腎臓で濾過された後に尿細管でほとんど全てが再吸収されるため、血中の1,5-AG濃度は一定であるのが正常です。高血糖状態が続いて尿糖が出るようになると、再吸収が抑制されるため血中の1,5-AG濃度は低下します。濃度採血した時点から過去数日間の血糖状態を反映し、特に軽度の高血糖状態の把握に向いている検査です。

食事の影響や一日の中での変動が認められないため、一見すると妊娠中の血糖管理に適している検査項目に思えます。しかし、妊娠中は妊娠糖尿病でない場合でも1,5-AGが偽低値となることがあります。これは妊娠中に尿糖が出やすくなるためだと考えられます。血糖状態と示す状態が異なってしまう可能性があるということです。

GA(グリコアルブミン)

GAは、血液成分である血漿中のタンパク質の一種・アルブミンが糖と結合して作られるものです。採血した時点から過去2~4週間、特に直近2週間の血糖状態を反映します。基準値は妊娠中で15.8%未満とされています。1,5-AGはGAと測定意義がほぼ同じであるため、保険診療上では同時に測定することが出来ません。

比較的短期間の血糖状態がわかり、妊娠中に起こりやすい貧血状態でも結果が左右されないので妊娠中の血糖管理の指標として注目されている項目です。

妊娠中の血糖管理の評価(判断)はどうやって行うの?

妊娠糖尿病の血糖管理として、1日の内の血糖値の変化を自己血糖測定(SMBG)で把握してGAを測定し血糖管理状態を評価するのが現在の主な方法です。

血糖管理の評価にGAが用いられる理由については、前述の通りです。HbA1cは過去1~2カ月の平均的な血糖状態と相関するので妊娠中にはタイムラグがありすぎること、また貧血の影響を受けやすいことで血糖状態が正確に反映されない可能性があります。

また、1,5-AG はGAよりも短期間の血糖管理指標ですが、妊娠中には尿糖が出やすくなって結果が正確に出ない可能性があります。

妊娠中の血糖管理の指標はGAを用いる

日本糖尿病・妊娠学会では臨床研究の結果、妊娠中はGAの値が15.8%未満になるように血糖状態を管理することを推奨しています。また、GAの値が15.8%未満と異常では新生児合併症の頻度に差が出てくることもわかっています。

まとめ

妊娠糖尿病の血糖検査で用いられる項目と、血糖状態の評価方法をまとめました。血液中の糖の代謝反応の過程で出来る物質を測定することで、一般的な血糖値の他にも様々なタイミングでの血糖状態を知ることが出来ます。様々な血糖検査の中でも、妊娠中の身体の変化に左右されない項目として、GAが一番指標になるとされています。自分の受ける検査が何を調べるものなのかをきちんと知って、血糖管理を行うようにしましょう。

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